内容説明
明治40年(1907)から大正11年(1922)にかけて清水組が設計竣工した、財界著名人らの邸宅45件を紹介。平面、立面、断面図に加え、壁紙やカーテン、ソファなど細部の意匠や色彩情報がわかる貴重な図面125点をカラー復元。充実の解説とデータで読み解く近代日本住宅の源流。
目次
図面編(『彩色図集』の世界;彩色図面から見える建築の多様な世界)
資料編(『彩色図集』データ;清水組の設計組織)
著者等紹介
内田青蔵[ウチダセイゾウ]
1953年秋田県生まれ。神奈川大学工学部建築学科卒業。東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻博士課程満期退学。現在、神奈川大学教授。工学博士。1994年日本建築学会奨励賞、2004年日本生活学会今和次郎賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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月雪 花那
2
図面など、課題の参考になることが多いです。2019/12/07
ことらいおん
1
高すぎて買えなかったので良心的な本屋さんに座り読みさせてもらう(涙)明治・大正期に清水建設が手がけた家の図面。彩色されているのが特徴。民家から豪邸まで様々な家の形、家具や内装を伺い知ることができる。時代考証するとき傍らにあったらいいのに!と思う一冊。これほど華やかな家が数多く地震や戦争で失われたのだと思うととても悔しい。同時にこんなに素敵な家がかつて日本にあったのだと思うと日本人の趣味を誇らしくも感じる。 2010/12/29